December 22, 2004

妊娠は突然やってくる!

妊娠は突然やってきます。
弊社はクライアントに対していう言葉です。
弊社では妊娠初期対応しやすいような仕組みを提供しています。というのは、妊娠した事実を告げにくい組織環境は、結局のところ、会社が安全配慮義務を遂行できなくなります。そして、妊娠が告げにくい組織は、会社と社員のコミュニケーションに問題があるのです。
今回の事件の幼稚園の園長には、出生率低下が問題となっている今の時代、社員の妊娠を、「社会貢献」として喜んであげるくらいのゆとりがほしいものです。(TK)


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I学園K幼稚園事件の“前提の前提”

本日配信のメルマガの中では割愛いたしましたが、この事件に登場したXさんの前任者も実は未入籍の状態で妊娠するということがありました。それも4歳児クラスの担当教諭として就任後わずか2ヵ月での妊娠だったため、園長は無責任であるとその教諭を叱責し、退職を勧めました。

その後、園長はその教諭の両親を呼び出し、さらに教諭の出身大学の就職部担当者にも連絡をしたとのことです。また、その教諭に対して、結婚して居を構えるなら、幼稚園の近隣でない方がよいと述べたり、幼稚園の他の職員に対して、その教諭が妊娠したことについて口止めをしました。

そのような経緯があって、後任としての勤務を依頼したXさんもまた妊娠したというわけです。(Y)

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December 15, 2004

2004/12/15号 ダイヤルQ2から出会い系サイトへ

ダイヤルQ2でテレクラを運営するのは、時代を感じさせます。
今であれば、出会い系サイトの運営を社員が行っていた場合、会社はどのような対応をする必要があるのでしょうね。しかも、出会い系サイトは、インターネット上での仕組であり、運営者を特定することも難しいものです。難しいから、会社にばれることもないし、会社の名誉を傷つけることもないから、対応をしなくてもいいのか、と頭の中は堂々巡りです。
インターネットの普及により、サラリーマンのサイドビジネスは容易になりました。社員がインターネット上でベクターなどを通じて自分で開発したソフトを売ることは許せても、それが、アダルトソフトであったら会社はどのようにしてやめさせるのか。そもそも、自分の趣味の中で、対価が生まれるものが、副業に該当するのか。法に触れておらず、会社名さえ出さなければどんな副業でも許されるのか。
今はアダルト系も含めて様々なサイドビジネスを行いやすい環境です。会社も対策についての考え方をまとめておく必要があるのかもしれません。
皆さんは、どのように思われますか?(TK)

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December 08, 2004

LLのつぶやき 【2004・12・08】

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【転職がしやすくなった時代の中で】
今回の事件は、労働市場が流動化した今後にはよく起こる問題であると思いました。
以前、私が社労士事務所に勤めていたとき、あるお客さんから、今度新しい部下が入ります、といわれました。私が、どんな人ですか?、と聞いて詳細を聞くと、なんと、最近やめた別の会社の担当者だった人でした。その話をすると、どんな人でした?、と聞かれました。幸い今度入社する人は、大変優秀な方だったのでありのまま話しました。
専門能力を必要とする業界は、特に世界が狭いです。
当然、新入社員の元同僚という人がいてもおかしくありません。今回の事件のように、元同僚の意見に惑わされるのではなく、会社にとって何を貢献してほしいのか、そのことをじっくりと考えて、採用決定をしてほしいものです。
皆さんの中には、転職したら、昔の同僚がいた!、という経験をされた方もいらっしゃると思います。その時の感想などをお寄せいただきたく思います。(TK)

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December 01, 2004

『会社にケンカを売った社員たち』No.65 〜 Xさんのその他の言い分は?

メルマガの中に書き切れなかったXさんの言い分を2つほどご紹介いたします。

▼ Xはフリーダイヤル担当時、N課長らの指示により、部内にある親睦会からも
完全に排除された。部員からXが積み立ててあった親睦会の会費を返され、以後
親睦会が開催する催し等には声をかけてもらえないという状況におかれた。

▼ 8年9月、O部長はXに対し、松下幸之助の本を読むことを命じ、「会社と宗教は
同じだ。直とは他の社員の実態や部の現実をそのまま認めて、言われたことを批判せず、
黙ってやることだ。意見を持つことはいけないということだけを本書で学んで欲しかった。
君は直ではない」と述べ、Xに対する差別的扱いが、XがN社の事業を改善するために
上司に具申する姿勢を理由とするものであることを認めた。


これに対して、裁判所が認定した事実は以下のとおりです。

▼ 部内に親睦会はなかったが、それまでに徴収していたお茶代を、給茶機の利用により
不必要となったとして全担当者に均等に返還したことがあった。

▼ O部長は自身が3年前に通信教育を受講した際に感銘を受けた本であると説明して、
松下幸之助の著書『人間としての成功』をXに渡し、一週間後に感想を聞くのでよく読む
ように指示した。Xはその後、O部長に対し、「読み終わったので、何でも聞いて下さい」
と述べ、またO部長の求めに応じて感想文を書いた。(Y)

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