April 27, 2005

人材紹介会社の責任は?

人材紹介会社を通じて採用した場合、人材紹介会社が求人会社へ出した情報の責任をどこまでの範囲で負うものなのでしょうか。
今回のケースで、経歴書に誤記載があったことは異論ないところです。
「経歴書の記載に不十分な点があったことは認めるが、Xの業務能力に関する評価を誤らせるものではない。」
じゃあ、何で正直に書かなかったのでしょうか。
数回の面接のみではわからないことばかりです。
採用面接の前提として、お互い正直であることが必要だと思うのですが。
人材紹介会社が正直に書かせなかったのか、または、本人が書かなかったのか。真偽はわかりませんが、人材紹介会社は直近の職歴について責任位は持ってほしいです。
最近弊社で取り扱ったケースで、人材紹介会社を通じて採用した社員の能力不足に起因するトラブルがありました。人材紹介会社にとって求職者を商品として取り扱うとトラブルに発展します。
人材紹介会社が持つ社会的責任と意義を十分に理解した営業活動をおこなってほしいものです。(TK)


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April 20, 2005

組合は怖い?

弊社HPがリニューアルされました。>>>ぜひ一度ご覧ください。このHPの形式は、今後の標準的仕様、バリアフリーな仕様だそうです。パソコンに強い人も弱い人も誰でも手軽に見ることができる作り方は今後のHP標準です。ようやくHPも情報伝達ツールとして、ひとつの形になったのかなと思います。このバリアフリーなHPのについての詳細はこちらまでお願いします。
さて、会社は組合の情報を知りたかったのか、それとも、社員の控え室での情報がほしかったのでしょうか。今回の判決では明確になってはいませんが、Xらは会社が組合活動を盗聴により監視している、として、組合活動を妨害する行為と決め付けています。
この控室は、組合員のみではなく、非組合員である管理職も使う共有スペースでした。実は会社を揺るがすもっと大きな不正事件などが発生していて、その情報収集のために盗聴器を仕掛けたのではないかと思ってしまいます。秘密裏に盗聴器を仕掛ける、という手段はどんな場合もダメですが・・・
とにかく、会社にとって組合が怖い存在になってしまっては、社員と会社の発展的対話はないのかな、と思います。組合も、会社も、労働組合の存在意義について真剣に考える時代ではないかと思います。(TK)

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